レザーの鞣しには、大きく言って二通り
レザーには大きく言って、クロム鞣しとタンニン鞣しの2種類があります。
クロム鞣しのレザーが市場のおよそ8割。クロム化合物で処理された皮革のことで、品質の均一性や耐久性に優れた特徴を持つため、スポーツ用品や革靴、カバンなどに多く使われます。
一方、タンニン鞣しは植物から抽出された成分を皮革の組織と結合させることで安定させたもの。
時間とコストのかかる手法ですが、より天然の手触りや質感が得られます。「天然」ということは、動物の個体の傷やシワなどが残ることを意味し、水を吸収しやすいため染みも出来やすい側面もあります。
どちらが良い悪いということではなく、それぞれの特徴を活かした製品を使うのが賢明ということ。
「革を育てる」と表現されるような経年変化が楽しめるのはタンニン鞣しのレザーです。
こちらは、2年ほどの使用を経たm.ripple差込長財布です。
こちらがその新品。お分かりいただけるように、元々はネイビーだった製品です。
それがここまで色を深め、艶を増しています。
これがタンニン鞣しの醍醐味といいますか、それを所有し、使用を続ける楽しみでもあります。
春がすぐそこまで来ました。
進学やお祝いの季節に、ご自分へのご褒美に、また贈り物としてご検討いただければ光栄です。
卒業の頃には、肩書きが変わる頃には、どのような成長を見せてくれるか、それをご本人/持ち主の成長に重ねるのも一興です。
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