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sunawachi.com「レザー・コラム」

レザーにまつわるあれこれを不定期で書く、sunawachi.comのコラム

【レザーコラム】「理想のお客さん」

スナワチは、小さなレザーブランドをお届けする小さな会社で、まだ歴史も浅いのですが、それでもスナワチを信頼してオンラインで買ってくださるお客さんのために、スナワチ・ブランドというものも考えていかなくてはなりません。

取扱う商品の選定基準はこうです:

・道具として無駄がない革製品
 革製品はあくまでも使われてこそ良さを発揮します。飾って眺めるものではないのです。

・一貫した哲学に基づくデザイン
 デザインの細部一つひとつに意味があって、理由がある。意味のない装飾は不必要です。

・革本来の手触り、風合い
 レザーは元は獣ですから、それらしい表情と質感があって当然です。プラスティックや化学繊維のような均一性は一旦脇に措きます。

・野性と知性を醸す凛々しさ
 その獣の皮だったものを道具として持つ人には、知性が漂うべきです。矛盾するようですが、歴史的にも、そこが革の神秘的なところです。

・持つ人に満足を与えられる存在感
 革をふんだんに使った製品にはそれなりの重量ないし迫力が出るものです。

そして、そういったレザー製品を手にしてほしい「理想の顧客像」というものを思い描きます。「こんな人が買って、永く使ってくれたらうれしいなぁ」というイメージです。
基本的にはカッコいい男たちに、カッコよく使ってほしいです。実際は、女性のお客さんも多いのですが、彼女たちはきっと男以上にカッコよく使ってくださっているはずです。
カッコいい男像はこうです。私が出会ってきた、傍目に見てきた人たちから総合します。

・仕事に誇りを持っているが、本気で遊ぶ。
・家族を大事にしているが、家族の話ばかりをしない。
・男女平等を唱えるが、男女を同じくは扱わない。
・カネがあっても贅沢しない。カネがなくても吝嗇しない。
・モノを大事にするが使いたおす。
・何事にも自分の基準を持っていて、他人や流行に惑わされない。

そんなカッコいい男、どこにもいないって? ……ですよね。
つまり、スナワチの営業妨害をするようなコラムを自ら書いてしまったでしょうか。

いいえ、そんなカッコいい男は確かに、現実にはなかなかいないものです。私だってちがいます。しかし、人それぞれが思うそういう男像を心の中に持っているかどうか、なんです。
どこかで分かれ道に差し掛かったら、その男に行き先を訊いてみる。なにかに迷ったらその男に判断させる。そうやって、自分は少しずつその男に近付いていっているのかどうか、たまに立ち止まって振り返ってみる。
そういう指標であり理想だと思ってください。

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いるでしょう? 誰の心にも、そういう男が。そして、女が。

では、sunawachi.com へのご訪問をお待ちしています。