「今年もいろんなモノつくりました」
今年もいろいろオーダーをいただいてつくったなぁ~。
ということで、感謝を込めて、つくった自慢です。
誤解のなきよう書いておきますと、私はクラフツマンではありませんから、手を動かしたわけではありません。
クラフツマンという仕事人は往々にして、コミュニケーションは苦手です。
私は「……であれば、これはすなわち、こういうことですね?」とハナシをカタチにする、ビジョンを物体にする役割です。ですから、スナワチです。
①後藤さんのショルダーバッグ
後藤さんは前回の正月休みの間、実家がある大分県に帰ることもなく、自分用のカバンをせっせとつくっていました。
約1年たって、いまではこんないい色になりました。米国で1881年に創業したハーマンオークレザー社の、染料の入っていないレザーです。
あ、いきなりこれはオレぜんぜん関係なかったわ……。
②Mさんのロングウォレット
長財布をオーダーいただいた際に、「一部でもいいから、自分でつくりたい」というご希望を受けて、何回かに分けて後藤さんが指導しつつ完成させた財布です。
「後藤優太レザーワークショップ」を木&日の週2回開催するようになったきっかけでもあります。
③Jさんのシューズバッグ
社交ダンサーさんからのご依頼でつくったシューズバッグ。仕事道具である大事なシューズをこれに入れて、各地を転戦するそうです。
お届けしてから10ヶ月たって先日再会し見せていただきましたときには、きれいにお使いいただいていてうれしかったものです。
④Iさんの”Earth”
4色のレザーを使っておもて面うら面でちがう表情をたのしめるカバン。
発案は依頼主で、かたちにしてみたらこのような美しいカバンに出来上がりましたので、なんとなく「Earth」と名付けました。
⑤ビジネスバッグあれこれ
お仕事用のバッグを、男性用女性用ともにいくつも製作しました。
世の中の仕事の数だけ、カバンのタイプがあってもいいですよね……。
⑥Oさんのカバン
観劇が趣味のOさんより、お出かけ用バッグをご依頼いただき、後藤さんの得意技でもある口金バッグをつくりました。既成の口金ではなく、自由なサイズ設定を可能にするため、アルミ板を切ることから製作がはじまります。
⑦レザーポケットT
オーダーでつくったわけではないけど、つくったことには変わりありませんし、あんまりステキなので載せます。来夏もつくろうっと。
⑧おじさまのバッグ
以降3つは、KIGOブランドを運営する金魚製鞄 内山さんと組んで製作したものです。
「お世話になった方の還暦の祝いに」と、女性3人が費用を出し合って依頼をくださったセカンドバッグ。
おじさんがたまに使っている感じのバッグですが、これが内山さんの手にかかればこの通り。
こんなの美女たちからもらったらデレデレになっちゃうよね……。
⑨社長さんのボストンバッグ
一度小さなお仕事に応えたところ、大きなお仕事をまた依頼してくださったとある社長さん。
社長って人種はオラオラ系な人も多いですが、こちらの(70代?)紳士は実に穏やかで辛抱づよく、お話ししていてうれしくなる方でした。
⑩縦横いけるビジネスバッグ
大物の納品としては今年最後になったビジネスバッグ。
「縦にも横にも使えて、リュックとして背負えるバッグ」という高度なオーダーでした。
2種類のグリーンの組み合わせが鮮やかで、柔らかいカーフ(生後半年以内の仔牛)でできています。
以上です。
「私もオーダーしたのに載っていない!」という方はすみません。もちろん我々は忘れてはおりません。
が、紙幅の関係で……、ということでご容赦ください。今回はバッグ中心にいきました。
たくさんのオーダーをいただきまして、私も後藤さんも感謝に堪えません。
「ひとつ開発したら〇万ダウンロードされる」「××に投資したら〇%成長した」というのがビジネスです。1個つくって、売ったら手元から消えて、また1個つくるなんてのは、現代人のやることではないのかもしれません。
でも、やるんだよ! 世界は、人とモノでできているんだよ。
ということで、トークイベントします。
グラントストーンという革靴を扱う船中俊宏さんと、スナワチ前田将多で、以下のテーマでお話しします。是非ご予定ください。
『タノシム+タシナム この時代にモノを売る人間が、モノについて語る』
2020年1月19日(日) 3PMから1時間
本町フリースペース「rassombler ラソンブレ」
大阪市中央区北久宝寺町4丁目3-12 2F
ご参加無料
「愛せるモノを、持たないか?」
スナワチ大阪ストア
大阪市西区阿波座1-2-2
06-6616-9626
sunawachi.com